幸せなことに、私達は海の中にゴミがあることはいいことではないことをカンタンに理解できます。
でも、後進国の方々は、突然こんな話をされてもピンとこないかもしれません。
(現に、セブに来た当初、陸に着いたら捨てようとゴミをまとめておきました。 が、島を出発したとたん、ボートキャプテンがそのまま海にゴミを捨ててしまったこともありました。)
海が汚れる ⇒ 生物が住めなくなる ⇒ 食べ物が獲れなくなる ⇒ 自分達が困る
こんなふうに一つずつ説明していくことが必要かもしれません。
● オニヒトデ退治をやってみました。
いつだったか、マクタン島、オランゴ島でオニヒトデが大発生したことがありました。
大発生というくらいなので、ものすごかったです。 (あまりに多かったので、毎週退治しても
1ヶ月近くかかりましたかねぇ。 参加していただいたみなさん、お疲れ様でした。)
珊瑚の上に2重3重にもオニヒトデが重なって、珊瑚に住む甲殻類や魚がいなくなっていました。
生態系というのは、自然界のバランスでできているので、何かが大発生しても人間がわざわざ
駆除したりする必要はないのではないか。 と以前は考えていましたが、いなくなった魚達と
無残な珊瑚の死骸を見ると、何かをせずにはいられませんでした。
私達の活動を見てか、同じように思ってくれたのか、いくつかのダイビングサービスも
オニヒトデ退治をしてくれたようです。
● スライドショーをやってみました。
ドゥマゲッティでの大学院で、日本に帰国後の会社で、スライドショーをやったことがありました。
おかげで海の生物や環境のことに興味を持ってもらたようです。
で、最後に、「だから、ゴミはきちんと捨てましょう。 ゴミを増やさない努力をしよう」と付け加えると、
「意識が変わったよ」という感想をいただけました。
もしかしたら、その人は、
・ エコバッグに代えた、とか、
・ 過剰包装をやめてもらった、とか、
・ こまめに電気を消すようにした、とか、
・ 洗剤を使いすぎないようにした、
など何かやってくれたかもしれません。 なにもしなかったけど、環境や自然保護に興味を持った。
それでもいいと思います。
自分ができることを無理しないでやる。 無理すると、どこかでパンクしちゃいますから。
私も、微力ながら、こんなふうに自分にできることをしていきます。
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